赤ちゃんのお口のにおいがおかしい?
皆さん、こんにちは。
宇都宮市滝の原の、やす・かずcharm歯科です。
まだ小さい赤ちゃんから、不思議なにおいがしたことはないでしょうか。
赤ちゃんのお口のにおいには、さまざまな原因があります。
まだ食事もしていない赤ちゃんのお口は、どんなにおいがするものなのでしょうか。
ミルクや母乳だけを飲んでいる赤ちゃんのお口からは、甘酸っぱいような香りがします。
しかし、赤ちゃんのお口の中や健康状態によって、いつもと違うにおいを感じることもよくあります。
まだ乳歯が生えていない赤ちゃんの場合は、ミルクや母乳、離乳食のカスなどが細菌の繁殖の原因になり、お口のにおいにつながることがあります。
これ自体には問題はないのですが、カスが乳歯についた場合は、むし歯の原因にもなるため注意が必要です。
まだ乳歯が生えていない場合でも、舌にカスが残っていると舌苔(ぜったい)という舌が白くなるような状態となり、においの原因になります。
次に多いのが、授乳の回数が減ってしまうことにより、便秘になるためです。
摂取する水分量が不足してしまい、便が出にくくなるからです。
大腸に便がたまる便秘によってガスが発生し、そのにおいが呼吸をするときに、お口のにおいとして出てくることがあります。
また、風邪や鼻炎などにより口呼吸になってしまうと、お口の中が乾燥し、唾液が減少してしまうことがあります。
そうなると細菌が繁殖しやすくなり、お口のにおいが発生します。
さらに、乳歯が生えてきている乳幼児期は、むし歯が口臭の原因となっている場合もあります。
歯ぐきが赤く腫れていたり、出血があったりする場合は歯周病が疑われますが、あまり多くありません。
乳歯の生えている赤ちゃんの場合は、大人と同じように歯をきれいに保つことが大切です。
生え始めは、コットンやガーゼを使って歯の表面をふき取ります。
歯が生え揃ってきたら、乳歯用の歯ブラシでやさしく丁寧に磨きます。
舌に汚れがついている場合は、清潔なガーゼやコットンに水を含ませて、やさしくふき取ってあげましょう。
ただし必要以上にこすってしまうと、お口の中の環境を正常に保つために必要な常在菌まで減らしてしまうことがあるので、必要以上に拭く必要はありません。
かわいい赤ちゃんのお口のにおいは、お口の中を清潔に保つことで解消できます。
赤ちゃんのお口の匂いが気になったら、まずはおうちでできる方法から試してみましょう。
それでも口臭が治まらず気になるときは、小児歯科のある歯医者さんなどに相談してみると良いでしょう。
あまり神経質になることはありませんが、歯が生えたら「歯医者さんデビュー」しておくと、こんな時も安心なのでおすすめです。